[子供の疑問]どうして遠くの山は色が薄いの?

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子供がふと疑問を口にしたとき、すぐ答えられますか?
いくら大人でも雑学知識を蓄えておかないと、すぐに答えられませんよね。
このカテゴリーでは、うちの子が私に訊いてきた「ふとした疑問」と「その答え」を書き溜めていきたいと思います。

Q. どうして遠くの山は白いの?

夏休みに伊豆へ出かけました。
東名高速を走っていて、ちょうど富士山が見えるあたり(実際は見えませんでした)で子供が言いました。
「どうして遠くの山は白いの?」
どうして近くの山ははっきり見えるのに、遠くの山は霞んで見えるのか。という疑問です。
答え、ご存知ですか?

A.

先ず、山が霞んで見えるのは、春と夏に多く、秋と冬は逆に遠くまで良く見えます。
春夏と秋冬。何が違うのでしょう?

答え、気温です。

でも「山が霞んで見えるのは、気温が高いから」が、答えではありません。
気温だけでなく、植物の蒸散が関係してくるのです。

蒸散(じょうさん、transpiration)とは、植物の地上部から大気中へ水蒸気が放出される現象である。(引用元:Wikipedia)

この蒸散は、気温の高い日中に盛んに行われるそうです。
子供がどうして?と訊いてきたとき、お昼の2時頃で、外気温は33度くらいでした。
つまり――山の木々が蒸散を活発に行うことで水蒸気量が増え、それが薄い霧状になって山が霞んで見えていたのです。

ちなみに蒸散は、植物が自分自身の温度が上がるのを防ぐために、地上部の水分を減らして、地下部(根っこ)から新たな水分を吸い上げるために能動的に行うそうです。これは中学生の理科で習うようですね。

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近くの山がはっきり見えて遠くの山が薄く見える現象は、霧と同じです。
霧が発生している山道を車で走っていると、近くは見えるのに遠くは白くて見えないですよね。それと同じです。

あ、新たな疑問が出てきましたね?
どうして霧は近くが見えて、遠くが見えないのか。

霧とは、微細な水滴が大気中に浮遊している事によって、視程(見通すことのできる水平距離)が小さくなる現象である。大気中に浮遊する水滴が光を散乱するために起こる。(引用元:Wikipedia)

微細な水滴が視程(見通せる距離)を小さくするから、近くは見えて遠くは見えにくくなる、というわけです。

ではここで纏めてみましょう。

  • 山が霞んで見えるのは、外が暑くて山の木々たちがたくさん水分を出しているから。
  • たくさん水分を出すのは木自身が熱くなり過ぎてしまうのを防ぐため。熱くなり過ぎると萎れて枯れてしまう。(人間が汗をかいて体温調節するのと同じ)
  • 空気中の水分が多いと光の反射で空気が白く濁って見える。
  • 白く濁った空気は、見通せる距離が小さくなる。
  • だから、近くの山ははっきり見えて、遠くの山は白っぽくなって見えにくくなる。

夏の富士山があまり見えないのは、このためなんでしょうね。
伊豆へ行く道中、往きも帰りも富士山は見えませんでした。とっても天気は良かったのに。

参考になりましたか?

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